トラウト釣り専門誌が休刊 気候変動で河川環境に変化

トラウト釣り専門誌Gijie休刊、川と魚を脅かす気候変動の現実 釣果減と河川環境の悪化が重なる今、休刊の背景を詳しく読む

川や湖に生息するトラウトを対象にしたフライ・ルアー専門誌「Gijie」が、この春に休刊した。1997年に創刊した同誌は、釣りの魅力だけでなく、川そのものの価値も伝えてきた。 休刊の背景には出版不況に加え、気候変動の影響で河川環境が悪化していることがあるという。温暖化に伴う異常気象や水害、渇水、河川復旧工事、外来種の拡大などが重なり、魚の生息域や個体数が減っているとされる。 編集長を務めた山中満博さんは、ここ十数年で全国の主要河川の状況が厳しくなったと話す。釣行先でも釣果の落ち込みが目立ち、雑誌として読者に納得される内容を維持することが難しくなったことが、休刊の決定につながった。