「検察なめんな」の検事、異例の刑事裁判が開始へ

田渕大輔被告の裁判、威圧的な取り調べの実態と経緯を詳しく追う 山岸さん無罪確定の背景も整理し、事件の核心に迫ります

取り調べ中に威圧的な言動があったとして、元大阪地検特捜部の検事・田渕大輔被告の刑事裁判が7月10日に大阪高裁で始まります。現職の検事が罪に問われるのは異例で、事件の経緯に注目が集まっています。 問題とされたのは2019年12月、不動産会社プレサンスコーポレーションが関係する捜査の場面でした。田渕被告は「検察なめんな」などと長時間叱責したとされ、その後、当初は否認していた男性が山岸忍さんの関与を認める供述に転じました。 山岸さんはその供述を根拠に逮捕・起訴されましたが、裁判で無罪が確定しました。山岸さんは威圧的な取り調べが冤罪につながったと訴え、検察が不起訴とした後、付審判請求が認められて今回の裁判が開かれることになりました。