東大准教授の古田徹也さんが語る懐疑論の意義
懐疑論とは何か、真実を問い直す哲学の役割と古今の違いを解説 フェイクニュース時代にこそ効く、境界をゆるめる思考へ
東京大准教授で哲学者の古田徹也さんが、懐疑論について語った。懐疑論は、何が本当に正しいのか、真実が存在するのかを問い直す立場で、哲学の歴史と深く結びついているという。
記事では、古代ギリシャのピュロンに始まる懐疑主義と、デカルト以降の近代的な懐疑論を対比しながら、その役割を整理している。古田さんは、インターネット上のフェイクニュースや陰謀論の広がりが、真実をめぐる分断を強めていると指摘した。
そのうえで、古代の懐疑主義は対立をあおるのではなく、境界をゆるやかにし、真実をめぐる衝突を静める働きを持っていたと説明する。効率や速さが重視される今だからこそ、じっくり考える哲学の重要性が増していると述べた。