金融業界でシニア人材活用が拡大、人手不足に対応

金融業界の人材不足に対応し、定年延長や給与制度を見直す動きが加速 経験豊富なシニア活躍を支える各社の最新施策を確認できます

金融業界で、経験豊富なシニア人材を引き留める動きが広がっています。人手不足が深刻化する中、定年延長や給与制度の見直しで、ベテラン社員の活躍を続けてもらう狙いです。 明治安田生命保険は2027年度から定年を65歳から70歳へ引き上げ、退職後の再雇用制度も見直します。三菱UFJ銀行は27年度から定年を60歳から65歳に延長し、55歳で一律に給与を下げる役職定年を廃止します。三井住友銀行やみずほ銀行、野村ホールディングスも、シニアが働き続けやすい制度を取り入れています。 背景には、金融業界の強い人手不足があります。帝国データバンクの調査では、正社員不足を感じる金融業界の割合は全51業種平均を上回り、最も高い水準でした。融資判断や運用、保険開発など専門性の高い業務で、経験を持つ人材への期待が高まっています。